50万円しそうな絵なんて誰でも描ける
絵の評価って凄く複雑なんですってね。
訳の分からない何にも見えないような色が入っている絵を見て、
専門家が「うーん、10億円」って言ったらそうなるんだ。
俺も折に触れて、美術館に行くことが結構ある。
基本的にはエログロナンセンスと呼ばれる世界が好きなのですが、
ムーミンの絵や手塚治虫先生の絵にも影響を受けている。
美術館で作品を見るときは、
まずは見た瞬間の「感情」で見る訳だ。喜怒哀楽というヤツだね。これは言い換えると、色味を見ているということさ。
そして、「緻密さ」。
やっぱり細かい絵の方が作り込みがされていて、世界観が詳細に読み取れる内容となっている。
最後に、「構図」。
見ていて遠近感が気持ち悪かったり、バランスが悪かったりすると、なんとなく良くないのかなと思う。
それじゃあ、
この絵ではどうだろうか、
感情は読み取りづらい。お腹すいてる程度の悲壮感はありそうだけど、なんだか鼻に入れてるし楽しそうにも見える。
緻密さは、意味がわからない。
構図をこの絵に求めるのは、違うようにも思う。
でも、嘘ですけど、
この絵50万円するんですよ。
なんせ、あの美術の巨匠「アラン•ヴァイトナス•モンロ」さんの家に飾っている絵ですので、価値がある訳です。
だから、美術は面白い