夏が終わるらしい
なつ。
青い空に、真っ白な砂浜のビーチ。
ピッチピチのギャル。
虫捕りカゴを持った子供。
どれも見ていないではないかっ!!!
海も山も行ってねぇ!
何のための夏だったんだ!!
くそぅ!
ちくしょう、、、
うぅうう、、、ううぅうぅ、、、
こんな時は、妄想するんだ。
高校生になった気持ちで。
時は夕ご飯を食べた20時。自室にて。
あーあちぃ〜。
なんで俺の部屋クーラーねぇんだよ〜。
ピローン♫
おっLINEだ。
なみちゃん?
突然どうしたんだろう?
「ちょっと公園で話さない?めっちゃ暇〜」
な、なんだよぅ、、
こんなこと初めてじゃんか!
もしかして、何か怒られるのかな?
ここは穏便に返そう。。
「良いよ〜!コンビニでなんか買って行こうか?」
よし、凄く自然。
平然とした感じが伝わるはず!
おっ!返ってきた!
「ありがと〜!じゃあコーヒーお願い!じゃあ10分後に!」
よし、コンビ二でコーヒー買って行こう!
ちょっと肌寒いし、一枚羽織って行こう。
〜コンビ二でコーヒーを2つ買った俺は、公園に向かった〜
俺「お待たせ〜」
なみちゃん「ごめんね〜!夜遅くに」
俺「いいよ!はい!コーヒー!」
なみちゃん「ありがと、、!ってコレブラックじゃない!苦いの飲めないよ!」
俺「あ!いっけねー!☆」
なみちゃん「んもう!俺くんのは甘いやつじゃん!そっちと変えてよー!」
俺「ごめん、、俺もブラック無理なんだ、、」
なみちゃん「えー!なんでよー!んもう!じゃあこっち一緒に飲もう」
俺「(うっぴー!)あぁ、ごめんね、、」
なみちゃん「いいよ!」
俺「なんか悩みごとでもあるの?珍しいじゃん」
なみちゃん「実はね、、俺くんに伝えたいことがあって、、、」
俺「え?なになに?(ヤベェ!これは!!絶対告白される!絶対俺のこと好きだわ!これは来たわ!)」
なみちゃん「俺くん、、、」
俺「なみちゃん、、、」
なみちゃん「、、、、、」
俺「えっ!聞こえない!なに?!え?!聞こえないよ?!どうしたの?!黙ってたってわかんないよ?!ん?!キチンと話さなきゃ?!日本語なんのために勉強して来たの?!この日の為じゃないの?!何も言わないのに公園まで呼んだの?!何の為に?!どうしたいの?!よくやかんなーい!ないないなーーい!!」
なみちゃん「あ、ごめん、やっぱいいや」
恋って難しいんです。
夏が終わるということは、
恋がしやすい季節が終わるということだと思うのです。
毎年毎年、どんな季節でも大切にして生きていくことが重要なんだと、みんなに伝えたいのです。